たった一言でコンテスト
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受賞 第10回「たった一言で」コンテスト プチ紳士・プチ淑女賞(代表作品 & 受賞者1名の発表)

「ママのお友達になってくれませんか」宮城県仙台市 すーママ(36歳 女性)

主人の転勤で、私たち家族は、大阪から宮城県の仙台へ引っ越すことになりました。
私と娘は、大阪以外の場所で生活するのは、はじめての事。
仙台には、親類、友人はおろか、知人すらいませんでした。

四歳の一人娘は、年少から大阪の幼稚園に通っていました。
大好きだった先生や、お友達とも、泣く泣くお別れし、転園することになりました。
あたたかく娘を迎え入れてくれた、新しい幼稚園の先生や、お友達。
でも、娘は、気持ちが不安定になる日々が、続いていました。

ある夜、「はやく大阪に帰りたい!」と、娘がしくしく泣き出しました。
どうしてかと私が尋ねると、「だって、お友達がいないんだもん!」と、毛布で涙を拭きながら、訴える娘。
泣き声は、どんどん激しくなっていきました。
何度なだめても、泣き止まず、途方にくれた私は、「ママだって、お友達いないよ!」と、大人気ないことを言ってしまいました。
「寂しいね」そう言った途端、涙が溢れました。
娘や、主人が不安になるかと思い、ずっとずっと我慢していた言葉でした。
その晩、娘と泣きながら手を繋いで眠りました。

翌朝、幼稚園に送りに出かけると、「ママ、大丈夫だよ。まかせてね!」と、はりきっている娘。
同じマンションに住むご夫婦、お掃除のおばさん、幼稚園の先生、同じ組のお友達やお母さん、登園途中に出会った色んな人に、娘が聞いて歩きます。
「ママのお友達になってくれませんか?」
最初は、みんなにびっくりされてしまいましたが、「最近、引っ越してきて~」と、そこから、会話がはじまりました。

今では、すっかり仙台の生活にも慣れ、仲良しのお友達もできた娘と私です。
娘の優しさがいっぱい詰まった私の忘れられない一言です。

受賞者発表(敬称略)

  • 宮城県仙台市 すーママ(36歳 女性)

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  • 元気になったで賞
  • スマイル賞
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